「虎ラム」読者の皆様、約1年間ありがとうございました。
先日、阪神タイガースの2018年と、TigerStream活動(本コラムなど)の初年度を振り返るべく、コラムニスト陣数名と「大反省会」を行いました(大阪・福島にて)。4時間あれやこれやと語り合い。
●最下位・無念の金本監督交代
やっぱり今もって、金本監督の交代は無念であったなーと。今年の9月以降の負け方は怪我人続出などによる異常値なので、そこを除けば、惜しい4位か、北條の怪我がなければギリギリ3位になっていたのではと。よって、辞めなくてよかったのになーと。この3年間のトライアルを活かすために、少なくとももう1年金本さんにタクトを振るって欲しかったなーと。
3年前に球団・ファンともに三顧の礼でお願いした金本監督。それがあのような形で終わるのはやはり残念でした。球団は本当にしっかりと金本体制を支えていたのか、そして、今回の交代劇は、ある意味ファンがその流れを作ってしまった面もあるよねと。ファンも長期目線でチーム作りや監督のタクトを見守ることができるようにならんとなーと。
やはり無念。金本さんはもっと無念であろうと。
〇矢野監督への期待と戦力補強
後を引き継いだ矢野監督。気取らず・飾らずで矢野さんらしい味が出ているなーと。ファンを喜ばせたいという強い想いとともに、チームマネジメントを深く考えている点が伝わってきます。金本路線の継承か?新しい矢野路線か?、とよく語られますが、おそらくどのどちらの要素も取り込んだチーム運営を矢野監督は考え、そして編み出していきそうな気がします。以前のコラムにも書きましたが、矢野監督で優勝して、胴上げのあと、金本さんとがっちり握手する姿をみたい。
戦力補強も、必要なところの補強がしっかりできているのはないかとの声が大勢。投手陣については十分戦える体制になっていると思います。打線の補強は?と世間で言われている点はその通りですが、そこは新外国人と、そしてやはり若手・中堅野手の真の覚醒をファンとしても期待したいし、そこを我慢して待ちましょう。大山選手・高山選手・陽川選手・中谷選手・原口選手・北條選手・横田選手などから、1人でも大覚醒が生まれたら一気に攻撃陣の景色も変わるでしょう。
それがなくとも、来シーズンは「投手陣が3点以内の抑えたら勝つ野球(1試合3点を取る野球を考える)」を目指せば5割はキープできるように思います。
もう1つ期待したいのは、既にその流れになっていますが、「競争の徹底」ですかね。若手・中堅・ベテランなどの区別なく、本当にレギュラーは誰だを各ポジションごとに候補を明確にして競う。結果若手ばかりになるかもしれないし、ベテランばかりになるかもしれない。でもそれがタイガースの足腰を強くするように思います。
反省会の中ではポジションごとの競争候補も語りましたが、ここでは割愛します。最大の象徴は鳥谷選手ですね。ショートで再挑戦を宣言し、従来以上にオフもトレーニングを積んでいるとか。結果はわかりませんが、個人的には、来シーズンは鳥谷選手がレギュラーを取ってしまうことを期待したいし、可能だと思います。
来年もTigerStreamシートはショート後方のレフトスタンドに3席確保しました。「背番号1」の後姿を数多くみたいです。
●甲子園を昔のように「圧」のある場所に
会話は、阪神ファンの応援のあり方にも及びました。よく、「タイガースファンの熱狂ぶりは日本一・世界一や」と言われますが、本当か??と。コラムニスト陣の実感としては、それはもはや「今は昔」。カープファン・ロッテファンの応援の方がはるかに上でしょうと。ジャイアンツにも負けているかもしれないぞと。
要因はファンの高年齢化、ファン層自体が拡がったことなどが考えられますが、一番の要因は「チケットが前売りですべて買えてしまうこと」だろうと。「圧」がすごかった時代は、今のように18時に球場に行くのではなく、甲子園の阪神・巨人戦を観るためには、それこそ朝の11時くらいから並んでチケットを買って、ガムテープで場所取りをして、午後2時のタイガースの打撃練習からライトスタンドで観て、だったなと。その時の試合開始の時のファンの入れ込みようは半端なかったなと。
時代とシステムは進んでますので、逆戻りは難しいとは思いますが、例えばの案として出たのは、「一塁側アルプススタンドだけでも当日券売りにして、濃いーー応援エリアにする」という案。高校野球のアルプススタンドと同じく、熱ーい・圧のある応援をするエリアにする。ホームの外野席はルール上ダメだそうですが、アルプスは攻撃中はずっと立って応援する、全員黄色で統一する、など。既にチケット販売が進んでますので来年からは難しいですが、矢野監督が「それ面白いやん。ファンが喜ぶんやったらやってみたら」となればいいなと。
とにかく、「阪神ファンの応援はすごい」は、いまや全く違うということを自覚して、ファン・応援団一同、気を新しく持って臨むべきという話でした。
ちなみに、東京ドームのレフトスタンドは、攻撃中はずっと立ちます。明らかに甲子園のライトスタンドよりもファンの熱気と想いは高いです。
〇虎ラム・TigerStream活動
最後に、今年が1年目だった「虎ラム・TigerStream活動」についても話し合いました。初年度ということで試行錯誤もありましたが、今後も続けていこうと。
ここまで、シーズンオフの投稿は少なくなってしまいましたが、今後は補強関連・シーズン前の期待などなどオフも発信して参ります。
読者の皆さんを増やすための活動・施策もオフの間に準備します。
想いを共有するコラムニストも今後も増やしていいきたいと思います。
来年のタイガースの飛躍を期待しつつ、我々の活動も拡げてまいります。
「応援よろしくお願いします」 (って言ったら矢野監督に叱られるんですよね!)。
大工舎 宏
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