いよいよ藤川球児投手の現役生活は10日火曜日の引退試合試合を残すのみとなりました。
最後の登板と引退セレモニー、しっかりと目に焼き付けたいと思います。
-藤川球児投手とは?-
レジェンド、タイガースの誇り、火の玉ストレート、日本一のクローザー、わかっていても打てないストレート、、、既に得ている称号とは別に、私が感じる -球児さんとは?-
それは「切ない大投手」です。
圧倒的な実績、もちろんクローザーとして勝負強さを持ち合わせています。
一方で、球児さんは「ここぞ」の場面で打たれてしまうのです。すごい投手であり、常にチームの優勝を願い、首脳陣・仲間をレスペクトしている。その中で大事なところで打たれてしまうのです。ゆえに「切ない」のです。
有名なところでは、2003年の開幕直後の東京ドームでの九回二死から後藤選手に打たれた同点3ラン。でもこれは大投手になる前の話なので序章です。
・2008年CS第3戦延長10回、ウッズ選手にまっすぐ勝負を挑み、2ラン被弾で終戦。岡田監督に「お前て終われてよかった」と声をかけられて2人とも涙。
・2010年矢野さんの引退試合。2点リードで最終回登板。最後のバッターで球児さん・矢野さんで締める予定が、なんと力が入りすぎて四球連発のあと、村田選手に3ラン被弾。矢野さん登場できずで球児さんぼう然。
・2006年8月27日巨人戦、優勝翌年なのにチーム成績が良くない中、その年からクローザーになった球児さん。5連敗ストップのヒーローインタビュー、「選手も本当に悔しい思いでやってますんで、、、(涙)」・・・藤川球児・涙で検索すると出てきます。
・たしか2007年も球児さん10連投・10連勝のあと、シーズン終盤でチーム失速。もう負けられない試合で横浜戦で2試合連続でリリーフ失敗。球児さんで終戦。
・今年でいえば、開幕直後のヤクルト戦で西浦選手に打たれた逆転サヨナラホームラン、横浜戦でソト選手に打たれた決勝2ラン。痛かった。その後、自ら申し出て登録抹消。
そうなんです。数少ない打たれる場面が、なんとも「切ない」のです。
たぶん他にも「切ない」場面あると思います。読者の皆さん、挙げてください。
もちろん、素晴らしい思い出もたくさんあります。
・2005年マジック1とした巨人戦後のヒーローインタビュー。「みなさん、涙の準備はできてますかー!」。翌日の胴上げ後、やっぱり泣いておられました。
・昨シーズン終盤のクローザーとしての復活劇、お見事でした。
・先日、横浜・大和選手に打たれた2ランホームラン。これもある意味「切ない」名画面ですね。
引退試合に向けて、ファンはもう十分「涙の準備」ができてしまっています。
タイガースのひとつの時代の終わり、どんな引退試合になるか。当日は好天予報。11月の甲子園、おそらく寒い。涙腺膨らましながら待ちたいと思います。
すでにコラム↑に書きましたが、登板時の投球練習、1球だけで良いので、矢野さんが捕手として受けて欲しい。
そう、2010年の矢野さんの引退試合、流れてしまった球児さんー矢野さんのバッテリー。10年越しの実現を是非観たい。また涙腺が膨らみます。
だいちゃん
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